2008年12月14日日曜日

卒業式の貸衣装のレンタル袴はかま

 今や大学・短大・専門学校の卒業式では、女子学生の大半は貸衣装屋さんからレンタルして、振袖と合せた袴姿で列席しているのが普通の姿となっています。この卒業式のスタイルは、袴に草履ばきの女学生もいれば、少し丈が短めの袴で編み上げブーツを合せるといった姿の大正ロマンのハイカラさんを連想させる袴姿の女学生など、袴を着付けるスタイルも様々で、とてもきらびやかなものとなっており、成人式とは少し趣が違ったものとなっています。この卒業式に女子大生が穿いている袴は、男性用の馬乗袴とは違ったつくりの、女性専用のロングスカートのような行灯袴となっているのが特徴です。袴の上に着る振袖は、大振袖の女学生もいれば、中振袖やニ尺振袖など個人の好みによって合わせています。卒業式に着る袴は、長く続いてきた学生時代の最後のおめかしということもあって、1年以上前のずいぶんと早い時期から袴のレンタルショップで好みの袴の品定めを行っている女子大生もたくさんいるそうです。また、男性の場合でも、ほとんどは就職用に購入したダークスーツ姿ですが、袴姿で卒業式に出席する学生も数は少ないものの何人かは見かけることができます。この場合に穿く袴は、女性の行灯袴とは違って、紋付羽織と男袴である馬乗袴をレンタルしています。

 中年男性からしてみると、われわれの時代の大学・短大などの最後の晴れの舞台ともいえる卒業式の女子大生の服装といえば、袴姿などはなく、一部でスーツ姿の女性もいましたが、ほとんどが振袖姿でした。当時の若い女性にとって振袖の着物というものは、成人式で初めて着用して、次に卒業式、そして社会人となってからは友人の結婚式など、一生の中でも何度か着用する機会があるということで、現在の主流となっているレンタルですますだけではなく、振袖の着物を一生ものとして購入する女性もたくさんいました。

 今の卒業式では、前述のように女子学生のスタイルは袴姿が主流になっていますが、袴というものは、大学等の卒業式以外で着る機会はないため、ほとんどの女子学生がレンタルですましています。卒業後、学校の教師にでも就職した場合には、毎年、教え子の卒業式に列席するために袴を着る機会もありますが、それ以外のほとんどの女性にとっては卒業式以外には袴を着る機会がないためレンタルですましています。

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